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海外FXでのロスカットの仕組みや対策を徹底解説

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海外FXでのロスカットの仕組みや対策を徹底解説

国内FXに限らず海外FXでも保有しているポジションで損失が出た際、強制的に決済されるロスカットが行われる場合があります。

いずれもロスカットにより損失は確定しますが、国内FXでは損失によりFX口座残高がマイナスとなった場合には支払いが発生します。

これに対して海外FXでは、FX口座残高がマイナスとなった場合でも支払いが不要であるゼロカットシステムを導入しているところがあります。

この記事では、海外FXでのロスカットの仕組みや対策について詳しく解説しています。

海外FXで取り引きしている人や、興味を持っている人は、是非参考にしてください。

ロスカットの仕組みを解説

FXでは相場の変動により、短時間で大幅な損失が発生する場合があります。

損失が一定基準を超えた場合に、保有しているポジションを強制的に決済する仕組みをロスカットといいます。

自発的に保有しているポジションを決済する「損切り」とは、損失が確定する点では同じですが、ロスカットは強制的に行われる仕組みである点が大きく違います。

一方でロスカットにより損失は確定しますが、ロスカット後の相場悪化による負担は発生しないため、ロスカットは、投資家を過剰な損失から守るための仕組みといえます。

ロスカットの目的や基本的な仕組みは国内FXと海外FXに違いはありませんが、ロスカットが行われる基準やタイミングが異なります。

ロスカットとは強制的にポジションが解消されること

保有しているポジションの強制的な決済であるロスカットは、証拠金維持率が一定水準を下回った場合に行われます。

証拠金維持率とは、必要証拠金に対する有効証拠金の割合のことであり、計算式は以下のとおりです。

証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100

有効証拠金とは、FX口座の残高に損益を含めた金額のことであり、ポジションを保有している場合は相場の動きに合わせて常に変動します。

有効証拠金の計算式は、以下のとおりです。

有効証拠金=FX口座残高+保有ポジションによる損益

一方で必要証拠金とは、ポジションを保有する上で必要な証拠金のことであり、計算式は以下のとおりです。

必要証拠金=為替レート×通貨量÷レバレッジ

レバレッジとは、少額の証拠金で大きなポジションが保有できる倍率のことであり、個人での取り引きでは25倍まで認められています。

例えばFX口座に300,000円預けており、1ドル150円で20,000通貨、レバレッジ25倍で保有した場合の証拠金維持率の計算は、以下のとおりです。

証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100=300,000円÷(150円×20,000通貨÷25倍)×100=300,000÷120,000×100=250

以上の計算式により、この例での条件で保有した場合の証拠金維持率は、250%です。

さらにこの例で1ドル140円に為替レートが変動した場合、損失の発生による証拠金維持率は、以下のとおりです。

有効証拠金=300,000ー10円×20,000通貨=100,000

必要証拠金=140円×20,000通貨÷25倍=112,000

証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100=100,000÷112,00×100=89.28%

上記のとおり、1ドル140円となった場合の証拠金維持率は89.28%であるため、ロスカット基準が90%未満である場合はロスカットの対象となります。

FX会社によって異なりますが、証拠金維持率の基準が40~100%を下回った場合にロスカットが行われるケースが多いです。

追加保証金とロスカットの関係

FXで「追証」といわれている追加保証金は、ロスカットと同様に証拠金維持率が一定基準を下回った場合に必要となりますが、その基準はロスカットと異なる場合がほとんどです。

例えば、DMMFXにおける追証及びロスカットの証拠金維持率の基準は、以下のとおりです。

追証/ロスカット 証拠金維持率の基準
追証 100%
ロスカット 50%

追証が算出されるタイミングは、アメリカのニューヨークでの取引終了時点とされており、3月第2日曜日から11月第1日曜日までは日本時間で午前6時、その他の時期は日本時間で午前7時となっています。

追証の期限はFX会社によって異なりますが、期限までに口座に追証が解消となる金額以上の入金がない場合は、強制的に保有ポジションが決済されます。

なお追証が必要になった後、相場が回復して証拠金維持率が100%を超える場合がありますが、この場合も追証は解消されません。

つまり追証が発生した場合は、口座に不足分の入金もしくは保有ポジションの決済のいずれかの対応が必要ということです。

追証で必要分を入金した場合、その分ロスカットの可能性は低くなりますが、さらに相場が悪化した場合は再度追証が必要になる場合があります。

その結果、追証で入金したためにロスカットよりも大きな損失となる場合があります。

追証の繰り返しにより損失が拡大する前に、損切りする基準を決めておきましょう。

ロスカットでも支払義務が発生する場合がある

一定の証拠金維持率を下回ると行われるロスカットは、過剰な損失から投資家を守る仕組みですが、完全に守れるわけではありません。

急激に相場の変動した際などはロスカットの処理が間に合わず、さらに悪い相場でのロスカットとなる場合があります。

中には、FX口座の証拠金がマイナスとなる場合もあり、この場合はFX会社に借金をしている状態となっているため、マイナス分の支払いが必要です。

過剰な損失を抑えるためのロスカットですが、万能ではなく、不測の事態により大幅な損失が発生するリスクがあるため、ロスカットが起きないように事前に対策を立てておきましょう。

ロスカットを回避する方法

ロスカットを回避する方法として、FX口座への入金による証拠金維持率の引き上げは有効ですが、追証の繰り返しにより損失が拡大する可能性があります。

FX口座への入金のほかにロスカットを回避する方法として、以下の4つが挙げられます。

  • レバレッジを低くする
  • ロットを小さくする
  • 保有ポジションの一部を決済する
  • 損切りのルールを決めておく

レバレッジが高い場合、少しの相場の変動でロスカット基準を下回る可能性が出やすく、レバレッジが低いほどロスカットの基準を下回る可能性が低くなります。

一方で低いレバレッジでも、ロットを大きく保有している場合は、ロスカット基準を下回る可能性が高くなります。

従ってロットを小さく、レバレッジを低く保有するほど、ロスカットの可能性は低くなります。

またロスカットは、保有しているポジション全ての証拠金維持率で判定される場合がほとんどであるため、保有しているポジションの一部決済によりロスカットを回避できる可能性があります。

さらに、追証同様に損切りルールを事前に決めておくことは、損失を抑えられる有効な方法です。

海外FXでのロスカットとは?

国内FXと海外FXでは、ロスカットが行われる証拠金維持率の水準に以下のとおり違いがあります。

国内FX/海外FX ロスカットが行われる証拠金維持率
国内FX 40~100%が多い
海外FX 0~50%が多い

上記のとおり、海外FXのほうがロスカットが行われる証拠金維持率は低い傾向にあります。

また国内FXでは、急激な変動などにより基準よりも悪い相場でロスカットが行われ、FX口座残高がマイナスとなった場合は、その分の支払義務が発生します。

これに対し、「ゼロカットシステム」を導入している海外FXであれば、マイナス分の支払義務は発生しません。

このように海外FXのロスカットは、国内FXと異なる点があります。

海外FXで導入されているゼロカットシステム

海外FXで導入されているゼロカットシステムとは、ロスカット基準よりも低い相場でのロスカットでFX口座がマイナスとなった場合、FX会社への支払いが不要である仕組みのことです。

例えばFX口座に200,000円預けており、1ドル150円で20,000通貨、レバレッジ25倍で保有する場合、為替相場の変動によるそれぞれの金額は以下のとおりです。

各項目 1ドル150円 1ドル142円に変動 1ドル139円に変動
有効証拠金 200,000円 40,000円

200,000円ー8円×20,000通貨=40,000

ー20,000円

200,000円ー11円×20,000通貨=ー20,000円

必要証拠金 120,000円

150円×20,000通貨÷25倍=120,000

113,600円

142円×20,000通貨÷25倍=113,600

111,200円

139円×20,000通貨÷25倍=111,200

証拠金維持率 166.6%

200,000÷120,000×100=166.6

35.2%

40,000÷113,600×100=35.2

ー17.9%

ー20,000÷111,200×100=ー17.9%

上記のとおり、1ドル150円から1ドル142円に推移した場合の証拠金維持率は35.2%となるため、海外FXでもロスカットの対象となる可能性があります。

さらにロスカットが行われる前に1ドル139円に推移した場合は、FX口座の残高である有効証拠金がマイナスとなるため、国内FXでは20,000円の支払義務が発生します。

しかし、ゼロカットシステムを導入している海外FXの場合、この20,000円はFX会社が請け負ってくれるため支払う必要がありません。

つまり海外FXの場合は、FX口座残高以上の損失は発生しないということです。

このようにゼロカットシステムは、損失を抑えるためのロスカットでも発生するFX口座がマイナスになるリスクを大幅に減らせます。

ゼロカットシステムが導入されている理由

海外FXで借金を背負うリスクを完全に排除できるゼロカットシステムは、FX口座残高以上の損失は発生しないため、思い切ったFX投資が可能です。

FX会社は、この思い切ったFX投資が可能である点をアピールし、顧客を増やしていけるメリットがあります。

一方でFX会社では、ゼロカットシステムによりFX口座マイナス分を請け負うリスクが発生するため、スプレッドを広めに設定するなどでリスク管理を徹底しています。

なお、このゼロカットシステムは、FX会社による損失補填を法律で禁止している日本で導入しているFX会社はありません。

従って、思い切ったFX投資をしたい人には、海外FXの利用のほうが向いているといえます。

ゼロカットシステムが発動されないためには

ゼロカットシステムが発動されないためには、そもそもロスカットが行われないようにしなければなりません。

ロスカットを回避する代表的な方法としては、以下の5つが挙げられます。

  • 証拠金維持率に余裕を持たせる
  • レバレッジを低くする
  • ロットを小さくする
  • 保有ポジションの一部を決済する
  • 損切りのルールを決めておく

ロスカットを回避する一番効果的な方法とは、証拠金維持率に余裕を持たせることです。

証拠金維持率は高いほど良いですが、短期の保有であれば300%以上、長期の保有であれば1,000%以上が目安といわれています。

一方で、海外FXではロスカットが行われるよりも少し高い証拠金維持率になった場合に知らせてくれるマージンコールを導入しているところが多くあります。

マージンコールによりロスカットが行われないよう対策できるため、知らない間にロスカットされる事態が避けられます。

常にパソコンやスマホでマーケットをチェックできない人は、是非マージンコールが導入されている海外FXを利用しましょう。

ゼロカットシステムを導入している海外FX

海外FXでゼロカットシステムを導入しているところは多くありますが、その中でもおすすめは以下のとおりです。

  • BigBoss
  • iFOREX
  • XM
  • FXGT

上記のいずれもゼロカットシステムを導入しているうえに、ボーナスクッション機能も付帯しているため、おすすめです。

ボーナスクッション機能とは、取り引きに応じて獲得できるボーナスもFX口座残高に含めて判定されることであり、FX口座残高だけで判定されるよりもロスカットやゼロカットシステムのリスクが下げられます。

海外FXでのロスカットまとめ

FXでは損失を抑えるために証拠金維持率に基づきロスカットが行われますが、急激な相場の変動により基準よりも悪い相場でロスカットが行われる場合があります。

国内FXでは、FX口座残高以上のマイナスとなった場合に支払義務が発生しますが、ゼロカットシステムを導入している海外FXであればマイナス分はFX会社が請け負うため、支払う必要がありません。

つまり、海外FXではFX口座以上の損失が発生する可能性はないため、思い切ったFX投資が可能ということです。

一方で、ゼロカットシステムやロスカットによって限定的ではあるものの損失は発生するため、できるだけ回避する必要があります。

主な回避策として、証拠金維持率の引き上げや低レバレッジ、小ロットが挙げられます。

リスクを抑えつつも、リターンを大きくするためにも、是非海外FXの利用を検討してみて下さい。

また、ゼロカットで追証を免れたとしても、年間の通算利益が出ている場合には海外FXの確定申告が必要になります。損失が出た履歴も申告の際の計算には不可欠ですので、日頃から取引履歴の管理を徹底しておきましょう。

石原 文也
この記事を書いた人 石原 文也

金融・資産運用ジャンルを専門とするWebライター。FX、CFD、仮想通貨、NISAなど幅広い投資コンテンツを執筆。証券会社・FX業者の公式情報や金融庁などの公的情報を確認しながら、正確性と読者目線を重視した記事制作を行っている。

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